先週の土曜日のことですが、北九州市立大学アジア文化社会研究センター主催の国際シンポジウム「国際結婚と多文化共生」に行ってきました。
日本では国際結婚の件数が増加(今や20組に1組が国際結婚)していますが、このシンポジウムでは、フィリピン人と日本人との結婚における異文化理解や多文化共生の問題点、台湾人と中国人(大陸)との結婚の現状や問題点、韓国における外国人配偶者に対する多文化家族支援のための政府の政策・支援事業などが報告されました。
いずれも興味深い内容でしたが、特に韓国の結婚移民者に対する政策が充実していることに驚きました。
忠清南道の事例が紹介されましたが、国際結婚をしている家庭をサポートする多文化家族支援センターという施設が設置されており、通訳・翻訳者の配属や多様なプログラムの運営など中央・地方をあげて国際結婚家庭の支援に取り組んでいるようです。
ところで、私は、よく依頼を受けて外国人配偶者を日本に呼ぶための在留許可手続きを行なっておりますが、無事に依頼者の奥様や御主人が来日できたときは、私も本当に嬉しいものです。
ですが、異国の地で生活するようになった御本人にとっては、言葉や生活習慣の違う日本での暮らしそのものがストレスになることも珍しくないようです。
日本でも国・地方がもっと積極的に支援するプログラムがあれば、と思うことも多々あります。
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