よく「日本永住権を取りたい」という外国人がいますが、日本永住権という言葉は俗称であって、正しくは永住許可と言います。
そして、永住許可を取りたいと考えている外国人の多くは、日本の在留年数ばかり気にしているようです。
例えば、○○年に日本語学校で勉強するために日本に来て、その後、大学に4年間通学し、大学卒業後に就労可能な在留資格に変更して3年経ったが、永住権をもらえるのか?という具合です。
しかし、永住許可の要件は、これまでの経歴、在留の状況、収入面、犯罪歴、納税関係等を総合的に審査されます。
永住許可に関するガイドライン
ですから、たとえ10年以上日本で暮らしているとしても、必ずしも許可されるわけではないと思います。
一方、5年以上日本に在留している外国人に永住許可を与える場合もあります。
「我が国への貢献」に関するガイドライン(PDFで開きます)
我が国への貢献による永住許可・不許可事例
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